藤原園では、在籍の樹木医が個人様のお宅の樹木をはじめ、街路樹や天然記念物の樹木など
幅広く診察させていただいております。
『樹木医』とはその名の通り、樹木のお医者さんです。
樹木が弱っている時は原因を調べ、カルテを作り、治療を行います。
病虫害予防の為に、日々観察・管理することも重要なお仕事です。
樹木は強くもありますが、実はとても繊細な生き物でもあります。
日当たりや水はけの良し悪し、害虫の発生、山頂に生えているか麓に生えているかなど
環境・条件にとても敏感です。
適切な環境であれば、人とは違い、何百年という単位で生きることができますが
悪環境におかれた場合、その命はしおれてしまいます。
樹木は喋ることが出来ません。
「具合が悪い」と、誰かに告げることも出来ず、
症状が現れる頃には既に手遅れで後はもう切るしかない…ということも、残念ながらあります。
「代々受け継がれている大切な樹木があるけれど、特に何もしていない」なんてことはありませんか?
これまで何年・何十年と元気だったからと、油断してはいけません。
地球の環境が変わっている昨今、樹木を取り巻く環境も大きく変わっています。
樹木を守る為には、日頃からのケアが大切です。
- 『樹木医』 -
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樹木の診断および治療、後継樹の保護育成並びに樹木保護に関する知識の普及および指導を行う専門家です。 樹木医となるには、『(財)日本緑化センタ-』により実施されている『樹木医資格審査』に合格し、『樹木医』として登録されることが必要です。
(一般社団法人日本樹木医会サイトより引用)
藤原園では、代表取締役 藤原 正彦が平成8年に取得しています。
【樹木医登録番号 No.459】



白砂青松(はくしゃせいしょう)と例えられるほど、日本では昔から松は愛され大切にされてきました。
お庭に松を植えられているご家庭も多くあるのではないでしょうか。
その松が突如枯れてしまう・・・松枯れのご相談を最近よくお受けます。
症状は、お盆以降急に古葉に変色やしおれが現れ、そしてそれが新葉へと拡がり茶褐色になって枯れてしまいます。これは、マツノザイセンチュウ病(通称:松くい虫)によるもので、症状が出た時には既に手遅れで回復は無理です。
一般家庭での対策は、この病気の共犯者であるマツノマダラカミキリの飛来を予防する薬剤散布をおすすめしています。専用薬剤を当地方では5月の末から7月中旬にかけて2~3回、適切に散布することが必要です。
当社では、ご依頼のあったお庭には、定期的に散布作業に伺っております。
